鹿島槍ヶ岳②

2日目
9月24日
コースタイム
テン場4:05-5:00布引山5:06-5:57鹿島槍ヶ岳南峰6:47
7:30布引山7:40-8:20テン場(L,撤収)9:50
9:58冷池山荘10:15-10:35冷乗越10:37
11:41爺ヶ岳南峰11:51-12:28種池山荘(L)12:43
13:12石ベンチ13:17-14:10ケルン
14:23八ツ見ベンチー14:45登山口-14:56市営駐車場
所要時間10時間51分 歩行時間7時間24分
前夜は7時すぎには寝付いたのだが
寒さと、テントをたたく強風で何度も目が覚める
テント設営場所がやや傾斜地で踏ん張りが効かないので一苦労
2時には目が覚め眠れない、周囲も起きだしているようで
明るくなってから行動開始の予定であったが
テント内でも寒くて仕方ない、歩きだそう
3時起床、とにかく寒いが、空は満天の星、
天の川も見えて 周りの山々もシルエットで確認できます
お湯を沸かしパンと紅茶で腹ごしらえ
気温は氷点下でしょう(山荘でマイナス3℃でした)
アンダーシャツからダウンジャケットまで5枚着こんで
4時5分、ヘッドランプの明かりを頼りに歩き出します
ハイマツに下りた霜がキラキラ光り、登山道には霜柱
先行者のヘッドランプが光ってる布引山へ
5時、真っ暗な布引山頂を踏んで いよいよ鹿島槍ヶ岳南峰へ
刻一刻と変化していく山並みを眺めながら登ります
立山、剣岳
爺ヶ岳の後ろには、八ヶ岳、富士山、南アルプス
南峰に取り付いたところで、ご来光
山で迎えるのは初です、思わずお祈り 何も考えてませんでしたが
何度も辿って来た稜線を振りかえる
朝日に染まる これも初めてなので
槍、穂高連峰もくっきり
あと少しです
5時57分 鹿島槍ヶ岳南峰
種池から稜線を辿ってここまできました
縦走といってもほんのごく一部ですが
アルプスの稜線を歩いてみたいと思ってました
ようやく念願が叶い、感慨もひとしおです
山頂から
立山
昨日の雪が残ってます
五竜岳、白馬方向
キレット小屋すごいところに建ってますね
八峰キレットを越えて五竜岳、重いザックではきつそう
剣には南峰の大きな影が
北峰は眺めるだけに
富士山 初冠雪だったんですね
こんなのも
寒かったわけだ
いや山頂滞在中も風が冷たく寒かったよ
山頂には常時20人ほど
この時間は冷池から往復する人たちです
晴れてよかった
飽くことなく展望を楽しむ
北アルプス 後立山
また来ますよ~
山頂滞在50分 下山へ
名残惜しいです
何枚撮ったことか
帰路 真っ暗だった布引山へ
南峰登山道にはにはアリの行列です
下山途中、昨日からほぼご一緒していた
単独女性、今日はキレット小屋テン泊、そのあと八方尾根から下山
単独男性は白馬岳まで縦走予定だそうで、お互いの安全を祈ってお別れしました
お二人ともデカザック、歩き方も一定のペースでとても勉強になりました
剣岳
立山
行って来ましたあ~
大満足なボクです
8時20分 テン場へ戻る
テン場からの山並みを眺めながら
カップラーメン、そして熱いコーヒー
至福のひと時でした
冷池テン場周辺の様子です
紅葉は冷乗越で、ナナカマドが色付いてました
テント撤収、下山へ
名残惜しくて、山荘でもひとやすみ
爺ヶ岳を楽しみながら帰ろう
山荘から冷乗越へ
何度も振りかえる 昨日は見ることできなかったからね
冷乗越から
鹿島槍カッコイイ
天気に恵まれての、稜線歩き 最高です
爺の南峰だけ寄って行きます
昨日真っ白だったからね
立山、剣岳を正面に贅沢な展望を楽しみながら
種池へ下ります
う~ん 種池から針ノ木岳の縦走も楽しそうなコースですねえ
もうこれで見納めです
種池山荘で残った食料を食べつくす(非常食は残ってます)
不足となれば、ここでラーメン休憩でもよかったので
ほぼ行動を共にした(といっても先行しては追い抜かれてばかりでしたが)
東京の若者2人(南峰に寄り道している間に追い抜かれたらしい)
再会を約してお別れ
後はひたすら柏原新道を下るのみ
朝の寒さが嘘のよう、半袖シャツ1枚で下る
歩きやすい道ですがケガだけはしないようにね
水は3リットル担いできたが
この下りで1リットル消費
昨日は寒かったので0.5リットルしか消費してない
ヨレヨレになりながらも
14時45分 登山口
市営駐車場までさらに10分
歩きだしから10時間51分で本日の行動を終える
HORIさん お疲れさまでした
そして、お世話になりました ありがとうございました。
昨夏、好天の燕岳で北アルプスのスケールの大きさを感じ
また歩いてみたい(誰でも思うことですね)
表銀座から槍ヶ岳へ、なんて考えてましたけど
それはいつの日かということで
もうひとつの槍ヶ岳
どこから見てもそれとわかる鹿島槍
憧れてました・・・
今回の爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳
1日目は寒くてどうなることやらと思いましたが
2日目は好天に恵まれ、今年最高の山あるきでした。
毎度のことですが
多くの先達のみなさんの記録を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
- 関連記事
-
- 爺ヶ岳① (2012/08/02)
- 鹿島槍ヶ岳② (2011/09/28)
- 鹿島槍ヶ岳① (2011/09/27)
今ほど続編も見させていただきました。
やはり半端無く寒そうですねぇ。
極寒の中で2時に目覚めると眠れないのは判る気がする。
でも自分はいやだなぁ。(笑)
お二人なら表銀座から槍も、穂高から大キレットを越えて槍でも出来そうですね。
それにしても今回はタフな一面をみさせていただきました。
素晴らしい行動力に拍手です。
お褒めいただきまして恐縮です。
> やはり半端無く寒そうですねぇ。
HORIさんと、今夏2回目のテン泊山行を8月にと計画していたのですが
天候に振り回され、ラストチャンスと行ってきました
寒さは想像以上でした、
冬用シュラフをもっているはずもなくでして
23日は、トイレ以外はテントの外に出てません(笑)
ただ、3連休で入山者数はとても多くて、冷池山荘は相当混み合ったようです
寒くてもテントでよかったかな、と
ただトイレが遠いのはちょっとつらいテン場でした
本物の槍ヶ岳も候補でしたが
2日間ではきついなあということで鹿島槍になりました
鹿島槍もおもいっきり、きつかったですよ。
種池までの上りで結構バテました、2日目は言うまでもありません(笑)
でも、24日はとても気持ちよく歩けましたよ。
> お二人なら表銀座から槍も、穂高から大キレットを越えて槍でも出来そうですね。
表銀座で東鎌、双六小屋から西鎌なんて漠然と考えてますが
どちらも日数がかかりますので、結局は槍沢からになるでしょうか。
いずれにしろ、大キレットから穂高縦走は体力、技術ともまったく無理ですね
まずは3日間行動することからトレーニングしないとです(笑)
立山~剱岳。。。ため息がでちゃいました♪
富士山もバッチリ!
MAX最高!の鹿島槍ヶ岳ですね♪
> 立山~剱岳。。。ため息がでちゃいました♪
>
> 富士山もバッチリ!
>
> MAX最高!の鹿島槍ヶ岳ですね♪
早起きするもんですね(寝てられないだけでしたけど)
憧れの鹿島槍でとてもいいもの見せてもらいましたyo
25日も天気良かったみたいですね
ウチが八方の駐車場でグーグー寝ていた頃、kazuさんは頑張って歩いてたんですね~。
しかし、23日はえらい目にあいましたね。
翌日、私達が八歩尾根を歩いていたとき、結構雪が残っていたので、「夕べ雪が降ったんだね~」なんてのんきに話していたんですが・・・。
で、24日は良い天気でしたね~。
来て良かった~って、心の底から思いましたよ。
剣も見事ですね。富士山もよく見えたし・・・。
でもkazuさんでも鹿島槍はキツイと思いましたか。
う~ん、私は自信がないなあ~。
ジイまででも一杯一杯だったし・・・。
五竜からキレット超えて行っちゃえば良かったかな。
(無理無理、ぜ~ったい無理ですよね)
*種池から針ノ木までの稜線も絶対行ってみたいですよね。
あそこまで行けば黒部も見えるし・・・。
私は出張帰りでこの土日でレポの追い込みです。
写真がいっぱいで大変ですけど(kazuさんもそうだったでしょう・・)
みーさん隊
八方尾根から五竜だったんですね
いやいや、またも近くだったんですね、しかもまた一日ずれてますけど
天気が読めなくて、25日は好くないかなと思って決行しちゃいました
所詮夏場のテン泊しか想定してませんので、寒かったけど、テン泊楽しいですよ
結果は、25日も好かったんですね う~ん
まあ 本番の24日が絶好の日和で良かったですよ、ホントに
山頂で五竜から白馬方向を眺めながらHORIさんと話してたんですよ
五竜へ行くなら、八方から入って遠見尾根を下りるって
HORIさん、もう一日あれば
八峰キレット越えて五竜へ行っちゃいそうな雰囲気でしたが・・・
まあ、無理ですわボクには、ハハハと笑うだけで
でも行ってみたい気持ちはありますね
REPOにも書きましたが、単独でデカザック背負って縦走するなんて・・
羨ましいだけですけどね
> でもkazuさんでも鹿島槍はキツイと思いましたか。
白馬岳、常念岳日帰りしちゃうみーさん、ふーさんなら楽勝ですよ
ただし、冷池で1泊してのことですけど
24日は帰りがキツイかなあと思ってましたけど
好天もあり、鹿島槍から眺めていた、種池までの稜線歩き楽しかったですよ
> *種池から針ノ木までの稜線も絶対行ってみたいですよね。
> あそこまで行けば黒部も見えるし・・・。
もう1日あれば、針ノ木まで行っちゃいたいくらいでした(無理ですけど)
こちらも花の時季はいいみたいですねえ
やっぱ、北アルプス いいですね
槍、穂高はもちろん薬師、鷲羽、雲の平・・・ひとり言です